アルビノーニのアダージョについて

【youtube紹介】
アルビノーニのアダージョ ト短調


私は今まで知らなかったのですが、この美しい曲、実はアルビノーニの作曲ではないようです。「アルビノーニのアダージョ」なのだからアルビノーニが作曲したとばかり思っていました。でも実はそうではないらしいです。
アルビノーニは1671年から1750年に生きたイタリアの作曲家です。前後に生まれた作曲家を並べるとこのようになります。
  • クープラン1668-1733(フランス)
  • アルビノーニ1671-1750(イタリア)
  • ヴィヴァルディ1678-1741(イタリア)
  • ラモー1683-1764(フランス)
ラモーが生まれた2年後の1685年にはバッハ、ヘンデル、スカルラッティが誕生しています。

バロック音楽の大家がこぞって誕生したこの時代、300年以上前なので無理もないのかも知れませんが、アルビノーニに関する記述はとても少なく謎に包まれているようです。

アルビノーニのアダージョが偽作であることについての記述は、ウィキペディア「レモ・ジャゾット」の項目によるとこのようにありました。

以下引用
ジャゾットは、ザクセン国立図書館から受け取ったアルビノーニの自筆譜の断片を編曲したと称して、《ト短調のアダージョ》を出版した。この作品が《アルビノーニのアダージョ》として親しまれるようになると、ジャゾットの名もアダージョの編曲者としてとりわけ有名になった。ジャゾットは、自分は編曲したのであって、作曲したのではないと言い張ったが、現在では完全なジャゾットの創作であることが判明している。
引用終わり

レモ・ジャゾットはイタリアの音楽学者です。本人がアルビノーニの自筆譜から編曲したと言っているのに、完全な創作であることが判明したとあります。ジャゾットはなぜ編曲だと言い張ったのでしょうか。これもまた謎ですが、イタリアの音楽学者がイタリアの作曲家を敬ってのことかもしれないと思いました。

アルビノーニは2021年に生誕350年を迎えます。

その他2021年にメモリアルイヤーとなる作曲家です。(生誕のみ10年単位)
  1. 生誕350年 1671-1750 Albinoni(アルビノーニ)
  2. 生誕240年 1781-1858 Diabelli(ディアベリ)
  3. 生誕230年 1791-1857 Czerny(チェルニー)
  4. 生誕210年 1811-1886 Liszt(リスト)
  5. 生誕190年 1831-1887 Michgelis(ミヒャエリス)
  6. 生誕180年 1841-1894 Chabrier(シャブリエ)
  7. 生誕180年 1841-1904 Dvorak(ドヴォルザーク)
  8. 生誕140年 1881-1945 Bartok(バルトーク)
  9. 生誕130年 1891-1953 Prokofiev(プロコフィエフ)
  10. 生誕120年 1901-1999 Rodrigo(ロドリーゴ)

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